白蓮華堂便り

Column

2016.10.13

[イベントレポート]
土曜の午後のコンサート vol.8

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日時 平成28年9月17日 14:00~15:00
特別ゲスト kokoro-Ne(ココロネ)

秋分の日も間近な9月17日(土)、新宿瑠璃光院 白蓮華堂5階「如来堂」にて、第8回目となる土曜の午後のコンサートが開催されました。

今回、ゲストにお迎えしたのはkokoro-Ne(ココロネ)。フルート奏者である門井のぞみさんと大和田真由さん、ピアノ奏者である田仲なつきさんによる、色彩豊かな演奏が大評判のトリオです。
冒頭ではまず、ご僧侶からのご挨拶。来場した50名を超えるお客様とともに、舞台中央の阿弥陀如来像に手を合わせた後、コンサートがスタートしました。

1曲目に演奏されたのは、アルゼンチンの国民的歌手であるカルロス・ガルデルが作曲したタンゴの名曲「首の差で」。軽快なタンゴのリズムに乗る、繊細で柔らかなフルートとピアノのアンサンブルが、来場のお客様を一気にkokoro-Neの世界に引き込みます。

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「ココロネとは心の音。私たちは、自分たちの心が響かせる音を皆さんにお伝えする事をモットーに演奏活動をしています。こんなに素晴らしい場所で演奏できることに、そして新しいご縁に感謝して。今日は皆さんもよくご存知の曲も演奏しますので、ぜひ楽しんでくださいね」
曲が終わるごとに、門井さん、大和田さん、そして田仲さんが順に優しく軽妙なトークで来場者に語りかけるのもkokoro-Neのスタイル。
その後もクラシックの名曲のオリジナルアレンジや、映画おくりびとのメインテーマ、さらには伊右衛門茶のCMでお馴染みの「オリエンタルウィンド」、昭和歌謡の大ヒット曲「異邦人」のオリジナルアレンジをはじめ、日本人なら誰もが耳にしたことのある数々の楽曲が演奏されました。

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コンサートの中盤には、窓から差し込む日の光が、阿弥陀如来像の全身を包み込む神々しい場面も。Kokoro-Neの皆さんが奏でる音色と自然の光が織り成すアンサンブルは、来場したすべてのお客様にとっても特別なご経験になったのではないでしょうか。

そして最後は、「みんなで歌いましょう」のコーナー。今回はすぐそこに迫る秋の日にちなみ、「小さい秋見つけた」「小さな木の実」「たき火」「赤とんぼ」の4曲を、kokoro-Neさんの演奏に合わせ、お客様が伸びやかに合唱されました。

心に響く名曲の調べに彩られ、演奏する者も聴衆も、誰もが穏やかな心持ちになれた約1時間の演奏会。「土曜の午後のコンサート」は、入場無料でどなたでもご参加いただけます。次回「vol.9」も開催を予定しておりますので、ぜひふるってご来場ください。

演奏リスト
1 首の差で/ガルデル
2 亡き王女のためのパヴェーヌ/ラヴェル
3 ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー/ヘス
4 おくりびと/久石譲
5 オリエンタルウィンド/久石譲
6 愛の讃歌/モノー
7 異邦人/久保田早紀
8 蘇州夜曲/服部良一
9 東風/坂本龍一
10 〜みんなで歌いましょう〜秋メドレー 小さい秋、小さな木の実、たき火、赤とんぼ

出演 kokoro-Ne(ココロネ)
門井のぞみ・大和田真由・田仲なつきによる2本のフルート(アルト・フルート、ピッコロ持ち替え含む)と、ピアノ(電子ピアノも可能)のトリオ。東京、埼玉、神奈川、千葉などを中心に活動。クラシックだけでなくポピュラー音楽などの親しみやすい楽曲を幅広くカバー。様々なジャンルの要素を盛り込んだ大和田真由によるアレンジやオリジナル曲には定評があり、門井のぞみの卓越したフルートテクニックと田仲なつきの柔軟なピアノスタイルにより、色彩豊かなアンサンブルが繰り広げられ、様々なコンサートやイベントなどで好評を博している。

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